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猫SFのド定番「夏への扉」

ド定番らしいということは知っていたのに長らく読むのを忘れて積んでいたのを思い出して、読んでみました。

信頼していた人達に裏切られ、すべてをむしりとられたさえない科学者が、タイムトラベルを経て「夏への扉」を見つけるまでの大冒険。タイトル通り爽やかで、胸のすくような作品でした。「過去を懐かしむより未来への可能性を信じる」というテーマからも、現在の生活に疲れ、鬱々としている人には特に読んでほしいと思いました。50年前の作品にもかかわらず21世紀の描写が意外とよく出来ているのも面白い。猫の出てる場面は思ったより少なめだけど、その活躍ぶりは文句なし。"護民官"ピートと名づけられたその雄猫の勇敢さ、気高い精神の美しさには感服です。

それにしても、なんでこんなにメジャー感あふれる作品が未だに映画化されていないんでしょうか。日本人が好きなSF第一位といわれることもあるらしいし、日本で映画化っていうのもありだよなあ。ピートの乱闘シーンを完全再現してくれたらそれだけで見に行く価値はある。

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